シロマダラと、見つけた村上英暉君=明石市大久保町大久保町
シロマダラと、見つけた村上英暉君=明石市大久保町大久保町

 兵庫県版レッドデータブックでCランク(存続基盤が脆弱(ぜいじゃく))に位置付けられ、一部では「幻のヘビ」とも呼ばれる「シロマダラ」を、明石市立大久保小学校2年の村上英暉(えいき)君(8)が見つけた。

 村上君は4日午後4時半ごろ、父親(42)と大久保町松陰新田のため池を訪れた。水路のそばの土のうをたまたま持ち上げたところ、30センチほどのシロマダラがとぐろを巻いていたという。

 褐色の体に黒っぽい帯が入っているのが特徴。県立人と自然の博物館(三田市)の池田忠広研究員は「特段希少ではないが、夜行性で個体数が少ないため“幻”と呼ばれている」と解説する。

 自宅でカエルやカタツムリなどを飼育している動物好きの英暉君。「捕まえたヘビが珍しいと分かり、やったーと思った」と喜んでいる。(井原尚基)