酒に酔ってバスの運転手を殴るなどしたとして、兵庫県警尼崎南署は９日、暴行の疑いで、同県尼崎市の無職の男（８４）を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は９日午後２時ごろ、同市武庫川町４の停留所に停車していた阪神バスの車内で男性運転手（５９）の腹を殴り、胸を肘打ちした疑い。「そのような覚えはない」と容疑を否認している。
同署によると、男は乗客で終点に着いても起きなかったという。運転手が起こし、男の体を支えながら降車口に向う途中で、男が暴行したとみられる。運転手は停留所のベンチに男を座らせて１１０番し、駆けつけた同署員が現行犯逮捕した。男の呼気からは１リットルあたり０・９６ミリグラムのアルコールが検知された。
