宝塚市立病院=宝塚市小浜4
宝塚市立病院=宝塚市小浜4

 宝塚市立病院(小浜4)は10日、診療に当たった医師が60代男性の足の骨折を見落としたと発表した。

 同病院によると、男性は2023年4月、肩や腰などの痛みを訴えて来院した際に転倒。右足の痛みを訴えたが、医師が腰の持病の悪化によるものと診断し、転倒の際に負った右足の骨折を見落としたという。

 男性が翌年、腰痛で別のクリニックを受診した際、右足の骨折が発覚。市立病院に入院し、人工股関節置換術を行った。見落としがなければ、負担の少ない施術で治療が可能だったという。

 その後も男性は腰痛を訴えたが、医師はMRIや血液検査の結果から異常なしと診断。しかし、昨年3月に別の病院で検査をしたところ、化膿(かのう)性脊椎炎と椎間板炎であることが分かった。

 同病院の調査委員会が昨年10月から詳しい経緯を調べていた。(田中朋也)