神社のさい銭箱から現金10円を盗んだとして、兵庫県警尼崎南署は18日、窃盗の疑いで同県伊丹市に住む無職の男(53)を逮捕した。逮捕のきっかけは暑い中、フードをかぶって歩く男を不審に思った同署員の職務質問だった。
逮捕容疑は17日正午から午後0時30分ごろにかけて、同県伊丹市南野4の南野神社に置かれたさい銭箱から10円を盗んだ疑い。同署によると、「手を突っ込んで取った」と容疑を認めている。
職務質問は17日午後4時前。署員が同県尼崎市内をパトカーで巡回中、長袖のフードをかぶった男を見つけた。気象庁によると、同市と隣接する大阪市の気温は当時29・3度。声を掛けたところ小銭を大量に持っていたため、問いただすと窃盗を認めたという。
同署によると、小銭の多さから余罪があるとみて調べを進める。