兵庫県尼崎市の繁華街で違法スロット店を開き、客に金を賭けさせたとして、兵庫県警歓楽街総合対策推進本部と尼崎南署などは13日、常習賭博の疑いで、違法スロット店「エース」の経営者とみられる男(46)と、従業員の男女6人を逮捕した。県警は店内からスロットマシン90台とカードゲーム機2台を押収。売り上げの規模や資金の流れを調べている。
7人の逮捕容疑は、共謀して4月19日~5月19日、尼崎市のビルに設けた店舗で、不特定多数の客にスロットやカードゲームをさせ、金銭を賭けさせた疑い。県警は7人の認否を明らかにしていない。
同署によると、昨年5月に「酔って友人と入った店が闇スロ(違法スロット)だった」という110番があり、捜査を開始。当時は別の場所で「ファルコン」という店名で営業していたが、内偵捜査中に現在のビルへ移ったとみられる。
県警は6月10日、常習賭博の疑いで客の男(41)を逮捕。同13日、経営者や従業員を一斉に逮捕した。