5月に神戸・三宮の飲食店で起きた乱闘騒ぎで、兵庫県警国際捜査課と生田署は22日、傷害容疑で、神戸市灘区に住むベトナム人の男(24)を逮捕した。県警は男ら7人と、別の6人の二つのベトナム人グループがトラブルに関与したとみている。
逮捕容疑は5月28日午後8時過ぎ、三宮の飲食店で30代の男性2人をビール瓶で殴るなどして、全治10~14日程度の軽傷を負わせた疑い。調べに「殴ったことは間違いないが、ビール瓶を使ったかどうか覚えていない」などと話しているという。
県警によると、男らのグループと、男性2人のグループは別々に入店し、互いに面識はなかったという。トラブルのきっかけについて男性らは「酔っていて覚えていない」などと話している。
事件当日は神戸まつりのメインフェスティバルと重なったため、人出が多く、乱闘騒ぎを受けて店舗周辺は騒然となった。
一方、県警は22日までにけがの男性2人と、同じグループの別の男性の計3人を、入管難民法違反(不法残留)の疑いで逮捕した。