10日午前11時ごろ、兵庫県三木市岩宮の民家から出火し、木造2階建て約130平方メートルが全焼した。民家の住民2人はともに外出しており、けが人はなかった。市消防本部によると、近隣3棟でガラスや雨どいが破損する被害があった。
県警三木署によると、住民の女性は「電気コンロの上にやかんを置いていた」と話しているという。第1発見者の男性(70)は「最初は煙が出ているだけだったのに、火の手が回るのがとても早くて何もできなかった」と話した。
現場は三木小学校(三木市大塚2)の北約450メートルで、古い木造住宅などが密集する住宅地の一角。