特殊詐欺の「受け子」で高齢女性からキャッシュカードをだまし取ったとして、兵庫県警特殊詐欺特別捜査隊と垂水署は26日、詐欺の疑いで、京都市伏見区の会社員の女(34)を逮捕した。同隊員が駅で不審な動きをする女の後をつけ、容疑が発覚したという。
逮捕容疑は同日正午ごろ、何者かと共謀し、警察官を名乗って神戸市垂水区内の女性(88)宅に「あなたの口座から不正出金がある」「キャッシュカードが偽造されたため、女性警察官がカードを預かり切断します」と電話し、女性宅でカード3枚をだまし取った疑い。容疑を認めているという。
同署によると、JR垂水駅付近で警戒中の同隊員が、不審な動きをする女を発見。後をつけ、同市長田区内の金融機関から出てきた女を職務質問したところ、女性のカードが見つかったという。