27日午後3時35分ごろ、神戸市中央区元町通5の元町商店街で、解体工事中の商店の現場にあった建築用資材(高さ約8メートル、横幅約7メートル)が倒れ、通行人の60代女性が下敷きになった。女性は左脚骨折と頭部打撲の重傷。頭から出血したが、意識はあったという。
神戸市消防局と兵庫県警生田署によると、建築用資材は、粉じん防止のために設置されたパイプの骨組みに防音シートをかぶせたものだったという。
現場近くで文具店を営む男性(47)は「ガシャンと大きな音が聞こえて、別の従業員と外に出ると髪の毛が短い人があおむけに倒れていた。介抱している人が『(洋服を切るために)はさみを持ってきて』と大きな声で話していた」と事故直後の様子を振り返った。