強風で漂流したウインドサーフィン中の男性を救助する西宮海上保安署員(提供)
強風で漂流したウインドサーフィン中の男性を救助する西宮海上保安署員(提供)

 20日午後1時10分ごろ、兵庫県西宮市の甲子園浜沖で、「ウインドサーフィンをしていた男性が流されて帰って来られず、姿が見えなくなった」と、サーフィンショップの経営者から118番通報があった。

 西宮海上保安署の巡視艇とゴムボートが出動し、捜索したところ、約30分後に甲子園浜の沖合約200メートルで漂流している男性を発見し、救助した。同署によると、同市の会社員(48)で、けがはなかった。

 男性はこの日午前から、同店を拠点に1人でウインドサーフィンをしており、休憩を挟んで午後1時ごろに再開。直後に、強風にあおられ、姿が見えなくなったという。

 同署によると、当時、同市には強風・波浪注意報が発令されており、風速は10メートル。陸上でも強風のためJR神戸線が一時運転を見合わせるなどしていた。