関連会社から約2億1千万円を横領したとして、灘署は4日までに、業務上横領の疑いで、明石市の無職の男(47)を逮捕、送検し捜査を終えた。同署の調べに「(横領した金は)外国為替証拠金取引(FX)に使った」と容疑を認めている。 逮捕、送検容疑は2023年1月19日から12月19日までの間、当時勤務していた神戸市にある自動車販売会社の関連会社の口座から自身の口座に、インターネットバンキングを使って82回にわたって計約2億1千万円を振り込み、横領した疑い。
灘署によると、男は経理業務を担当しており、23年12月、取引先の自動車メーカーから入金が滞っている旨の連絡があり被害が分かった。男は今年2月、現金520万円を横領した疑いで同署に逮捕され、既に横領罪で起訴されている。