未成年者とみだらな行為をし、その様子を撮影するなどしたとして、強制性交や不同意性交などの罪に問われた神戸市西区の男(32)の判決公判が15日、神戸地裁であった。丸田顕裁判長は懲役10年(求刑懲役12年)を言い渡した。
判決などによると、2020年12月~21年1月、裸の画像を拡散するなどと脅して女子中学生と性交したほか、23年5月にも別の女子中学生と性交した。また、複数の女子中学生らともわいせつな行為をし、その様子をスマートフォンで動画撮影した。
丸田裁判長は判決で、男は20年12月~23年5月、12人の未成年者に計20の罪を重ね、被害者の多くが10代前半だったと指摘。起訴後の保釈中の被害もあったとして「格別厳しい非難に値する」と断じた。