兵庫県アマ将棋名人戦で初優勝した立石径(たていし・けい)さん
兵庫県アマ将棋名人戦で初優勝した立石径(たていし・けい)さん

 50歳の小児科医が「夢」を追う。26日、「第68回兵庫県アマ将棋名人戦」(神戸新聞社主催)のA級で初優勝を果たした。

 小学6年でプロ棋士養成機関「奨励会」に入り、最高峰の三段リーグに3期在籍したが、気持ちが切れた。「小児科医になりたい」。尊敬する師匠の有吉道夫九段に告げ、17歳で退会。21歳で神戸大医学部に入り、卒業後は勤務医を経て、2012年に三田市で開業した。