ウガンダで堆肥作りに協力する子どもたち(治田さん提供)
ウガンダで堆肥作りに協力する子どもたち(治田さん提供)

 神戸大3年の治田颯希さん(21)が、東アフリカ・ウガンダで生ごみを堆肥化し、ビジネスに生かす取り組みを進めている。今夏には休学し、現地に滞在して事業を広げる予定だ。発展途上国での雇用創出や身近な人たちへの啓発にもつなげたいとの思いは強く、「生ごみに価値を与える」をキャッチフレーズにまい進する日々だ。(久保田麻依子)

1年休学「暮らしが良くなる可能性を伝えていきたい」

 宮崎県都城市出身。中学生のときに赤十字の取り組みを知り、市の事業でオーストラリアのホームステイを経験したことが、海外に目を向けるきっかけになった。

 神戸市外国語大に入学後、学生団体を通じて2024年2月に初めてウガンダの首都・カンパラを訪れた。日本から約30時間で、乾季と雨季を繰り返す高山地帯。渡航前は、所得水準の低さやインフラの未整備から貧しい印象があったが、実際には日々の暮らしを幸せそうに生きる人たちがいた。ただ「衛生面の悪さから、常に死と隣り合わせ。大人になるまで生きられない子も多いと聞きショックだった」と振り返る。