来年2月での引退が発表された2代目「青胴車」の5001形車両(阪神電気鉄道提供)
来年2月での引退が発表された2代目「青胴車」の5001形車両(阪神電気鉄道提供)

 阪神電気鉄道は27日、クリーム色と青色のツートンカラーから「青胴車」の愛称で親しまれてきた普通用車両5001形が来年2月に運行を終了し、引退すると発表した。国内最高水準の加減速性能を誇る名車で、1959年の初代「青胴車」の導入から66年で姿を消す。

 同社は駅間距離が平均約1キロと短く、列車本数が多いため、特急の運行を妨げないよう加減速に優れた普通用車両が必要だった。