神戸新聞NEXT
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 G-7ホールディングス(HD、神戸市須磨区)が30日発表した2025年9月中間連結決算は、フランチャイズ(FC)で運営する「オートバックス」などの車関連事業が堅調で、営業利益が中間期として5年ぶりに増益に転じた。純利益は2年ぶりの増益。売上高は、同じくFC運営する「業務スーパー」の積極出店なども寄与し、過去最高を更新した。

 期末配当予想を修正。創業50年の記念配1株30円を加え、1株50円とした。年間配当は前期比30円増の1株70円となる。

 車関連事業は売上高が前年同期比4・0%増の219億3千万円、経常利益は10・6%増の6億2700万円。猛暑でタイヤやバッテリーなど、利益率の高い消耗品が売れた。

 業務スーパー事業は売上高が11・8%増の654億9千万円、経常利益は3・6%減の22億1100万円。同業他社を子会社化したことで取得した15店舗の改装費がかさんだ。精肉事業は売上高が4・0%増の105億2600万円、経常損失は900万円(前年同期は3800万円の損失)だった。

 上期は12店を出店し、内訳は業務スーパー4、精肉店5など。閉店は4店だった。下期は21店の出店を予定する。今年7月、アグロワークス(神戸市長田区)が展開する作業服店のFC運営に参入。精肉店を自社運営の業務スーパー以外にも出すなど、出店の多角化を図っている。(広岡磨璃)