新団体の共同代表を務める神戸市環境共栄事業協同組合の桝岡隆理事長(右)とコベックの山本宏光社長=神戸市中央区多聞通2
新団体の共同代表を務める神戸市環境共栄事業協同組合の桝岡隆理事長(右)とコベックの山本宏光社長=神戸市中央区多聞通2

 ごみ収集運搬業者でつくる神戸市環境共栄事業協同組合(神戸市中央区)は5日、バイオガス発電のコベック(同市兵庫区)と共同で食品廃棄物を資源として有効活用する団体を立ち上げた。コンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパンや兵庫県洋菓子協会など、約10社・団体が参加。バイオガスなどの原料として、食品廃棄物を安定的に調達する仕組み作りを目指す。(大島光貴)

 団体は「KOBE Hikey Energy」(コウベ・ハイキエナジー)。焼却される食品廃棄物の多さを目の当たりにした同組合が、コベックに団体設立を打診した。同社は食品廃棄物をメタン発酵させ、発生したバイオガスで発電する施設を運営している。

 団体の事務所は同社内に置き、食品を扱う事業所向けの相談窓口を設ける。窓口では廃棄物の種類に合わせ、バイオガス発電向けや飼料化、肥料化など最適な処理方法を提案する。

 当面は参加する団体間で情報交換を進め、廃棄物の再利用に向けた課題を共有する。スーパーや食品会社、飲食店などに呼びかけ、今後3~5年で約30社・団体の参加を目指す。廃棄物の収集運搬や処理業者も増やす考えだ。

 食品リサイクル率の向上につながるイベントを企画。金融機関や学校などにも参画を呼びかける。団体は今後、一般社団法人化を目指す。

 団体の共同代表を務める桝岡隆・神戸市環境共栄事業協同組合理事長は「食品リサイクルを地域社会で支える仕組みをつくる」と意気込んだ。