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鉛筆で愛猫の表情を描いた「タラクロ・保護猫・地域猫 西方由美えんぴつ画集」
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鉛筆で愛猫の表情を描いた「タラクロ・保護猫・地域猫 西方由美えんぴつ画集」

 モノクロ写真に見えるほど精緻に猫を描く鉛筆画家西方由美さん(37)=兵庫県伊丹市=が、初の画集「タラクロ・保護猫・地域猫 西方由美えんぴつ画集」を金木犀(きんもくせい)舎(姫路市)から出版した。今は亡き愛猫2匹などをモデルに、毛並みの質感まで表現した38枚を収録している。

 中学生の頃から、家に居着いた野良猫の親子「タラコ」と「クロ」と暮らしていた西方さん。4年前にタラコが亡くなり、生前の写真をもとに鉛筆画を描き始めた。

 画集は、朝日が差し込む窓辺で眠たげなタラコや、クロがセロリに目を輝かせる姿を掲載。新たに家族に迎えた保護猫の「チャビ」や街角でくつろぐ地域猫を描いた作品も収めた。モデルの猫との思い出などを記した文章を作品ごとに添え、猫たちへの優しいまなざしが伝わる。

 作品は鉛筆で細かい線を丁寧に重ね、光の明暗を緻密に捉えて、フワフワした毛並みや輝く瞳をリアルに描いた。1枚を仕上げるのに1カ月ほどかかるが「どの猫も毛の生え方や長さ、柔らかさまで違い、描いていて飽きない」と話す。

 「共に暮らす猫の存在に救われ、いつもタラコとクロの感触が思い浮かぶ」という西方さん。幸せな猫が増えるように、売り上げの一部は、猫の殺処分ゼロを目指す団体に寄付する。

 B5判、88ページ。猫の描き方の解説付き。2530円。金木犀舎TEL079・229・3457

(地道優樹)

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