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国の緊急事態宣言を見越して営業時間を改め、ランチや夜定食を始めた「芦屋串揚げ こぱん」=芦屋市公光町
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国の緊急事態宣言を見越して営業時間を改め、ランチや夜定食を始めた「芦屋串揚げ こぱん」=芦屋市公光町
兵庫県の時短要請によって営業時間を変更した立ち飲み屋の張り紙。国の緊急事態宣言の発令を受け、終業時間はさらに1時間早まる=尼崎市神田中通3
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兵庫県の時短要請によって営業時間を変更した立ち飲み屋の張り紙。国の緊急事態宣言の発令を受け、終業時間はさらに1時間早まる=尼崎市神田中通3

 昨春以来の再発令となった新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言。兵庫県の阪神地域でも、時短営業などで再び苦境に立つ飲食店主らに加え、入試が迫る受験生の保護者らからも不安の声が相次いだ。病床数は切迫しているといい、保健所は感染予防意識の一層の向上を呼び掛けている。

 県は、阪神間で尼崎、西宮、芦屋市の飲食店などに12日から午後9時までの時短営業を要請したのに加え、14日~2月7日は県内全域で午後8時までの時短を要請。協力金として1日当たり6万円が払われる。

 「それだけでは苦しい」と話すのは阪神芦屋駅前の串揚げ店「芦屋串揚げ こぱん」のオーナー堀江周平さん(42)。13日に急きょ初のランチ営業を始めた。「もうけは少ないが生き残りが最優先。昨年は弁当販売などでなんとか年を越したけど『またか』という感じ」と声を落とす。

 協力金を受け取れない業種からも不満の声が。宝塚市売布の映画館「シネ・ピピア」は12日から客席を半減。1月の売り上げは昨年の半分以下という。景山理支配人(66)は「不要不急の外出を控えろということは『映画館に行くな』と捉えられかねない。言うからには補償が必要。死活問題だ」と語気を強めた。

 尼崎市南塚口町の映画館「塚口サンサン劇場」も15日から営業時間を午後8時までに短縮する。男性職員は「収束後に再び足を運んでもらえるよう土台づくりをしたい」と前を向いた。

 16日には中学入試や大学入学共通テストが控える。長女(12)が私立中学を受験する西宮市の女性(41)は塾に通わせ続けるという。「最後の追い込みは先生や友人たちと一緒に頑張ってほしい」と話す。

 西宮市を中心に予備校などを運営する「YES」の山中恵美子社長は通塾かオンライン授業かで対応する予定で「非常にデリケートな時期。少しでも不安を減らしたい」と話す。

 推奨されるテレワークでは反応は分かれた。IT関連企業で働く男性(40)=西宮市=は現在でも2~3割は自宅で勤務しているという。「家族との時間が増えていい」。一方で大阪市内の医療機器メーカーに勤める男性(34)=西宮市=は業務の都合上テレワークはできないという。「妻の母や小さい子どももいるので、電車通勤は正直怖い」と話した。

 西宮市保健所によると、感染者増により、昨年11月ごろから重症者以外は陽性確定後も入院先がすぐ見つからず、2日~1週間程度の自宅待機となるケースが増えているという。やっと決まった入院先も阪神地域から遠い加古川市や淡路島という例もあるという。

 尼崎市感染症対策担当の職員はほぼ毎日終電の時間まで対応に奔走しているという。田原正規課長は「感染拡大を少しでも抑えないと保健所も限界を迎える」と話す。同市内の病院幹部の男性も「医療従事者は本当に疲弊している。感染予防へ皆さんが良識を持って真摯(しんし)に考え、行動してもらうしかない」と訴えた。

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