兵庫県尼崎市出身でサッカー日本代表の堂安律選手が、試合で得点した後、地元の子どもたちに考えてもらった相撲パフォーマンスを披露することが決まった。同市教育委員会が募った70人の中から、太陽南塚FCソルテッラの若生(わかいき)康汰君が考案した作品が選ばれた。
現在、ドイツ1部リーグのビーレフェルトでプレーする堂安選手は、昨夏に尼崎市役所を訪問し「新型コロナの影響で、ゴール後にハイタッチができない」と話した。「それなら子どもたちに考えてもらおう」と稲村和美市長が応じ、市教委が尼崎サッカー協会を通じて案を募った。同協会が選定した10作品の中から、堂安選手が一つを選んだ。
若生君は「ドイツでプレーする堂安選手に、日本らしい何かで表現してほしい」との思いから、四股を踏んだり、つっぱったりと力士風の動きを取り入れたという。堂安選手は選んだ理由を「ドイツのチームメイトが一緒にこのゴールパフォーマンスをやってくれそうだから」とした。
若生君が考えた相撲パフォーマンスは、市教委スポーツ推進課のユーチューブチャンネルで公開している。同課TEL06・4950・0406
(大田将之)
