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「新型コロナワクチン接種課」の開設を控え、対応に追われる西宮市の職員たち=29日午後、西宮市六湛寺町(撮影・風斗雅博)
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「新型コロナワクチン接種課」の開設を控え、対応に追われる西宮市の職員たち=29日午後、西宮市六湛寺町(撮影・風斗雅博)

 新型コロナウイルスのワクチン承認を前に、接種事業を担う阪神間の各自治体は急ピッチで準備を進めている。国が高齢者への接種開始を想定する「4月以降」に向け、ワクチン保存用の冷凍庫を独自に購入したり、職員を配置したりして円滑な開始に備えている。

 兵庫県西宮市は2月1日付で「新型コロナワクチン接種課」を新設し、7人を配置すると決定。1月29日には、コロナの対策にあたる職員が接種会場の調整作業に取り組んだ。

 各市町とも年明けから体制整備を加速させている。尼崎・芦屋・宝塚市は既に職員を配置しており、川西市も28日に「対策本部」を立ち上げた。伊丹市、猪名川町も来月1日に人事異動を発令し、相談体制の整備などにあたる。

 ワクチン接種について、国は当初65歳以上の高齢者に3月下旬にも始めることを想定していた。だが、河野太郎行政改革担当相は27日に「早くても4月1日以降になる」と表明した。

 各市町とも主に想定するのは「集団接種」で、公民館や体育館、医療機関などを会場として見込む。具体的な会場決定は今後になるが、伊丹市では3会場、宝塚市は4会場を想定する。

 各自治体にはワクチン保管用として国から超低温の冷凍庫が数台ずつ配備される予定。ただ、一括では納入されないため、尼崎市の場合、国からの27台とは別に計12台を独自に追加購入する方針。希望者の殺到に備えるためという。

 接種は医療従事者を最優先し、65歳以上の高齢者▽基礎疾患を持つ人▽一般-という順番を国が想定している。各自治体は3月中旬から高齢者に向けて「接種券」を郵送するための準備を進めるほか、2月中旬をめどにコールセンターの設置も計画している。

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