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学生らが演出などを取り仕切る制作風景(武庫川女子大学提供)
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学生らが演出などを取り仕切る制作風景(武庫川女子大学提供)
白バイ隊員が女性のながら運転を注意する場面(武庫川女子大学提供)
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白バイ隊員が女性のながら運転を注意する場面(武庫川女子大学提供)
発表会で甲子園署長から感謝状を受け取った学生ら=西宮市池開町6、武庫川女子大学
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発表会で甲子園署長から感謝状を受け取った学生ら=西宮市池開町6、武庫川女子大学

 自転車事故を減らそうと、武庫川女子大学(兵庫県西宮市)の学生たちが県警甲子園署に協力して啓発動画「妖精さんと学ぼう! 自転車の交通ルール」を作った。署員がスタントマンとして事故を再現。学生たちがシリアス、コミカルな演技を繰り広げ、撮影、演出、編集も手掛けた。8日に完成発表会を開き「まじめに、そして楽しんで見てもらいたい」と呼び掛けた。

 動画は12分間。学生が妖精役となり、ライト点灯の大切さや2人乗りの危険性など10のルールを伝える。携帯電話を操作しながら運転をした学生が警察官に止められ「なんですか」と悪態をつくと、妖精が天から「生意気ですね」と突っ込むなど掛け合いも重視した。

 作ったのは生活環境学部の10人で、丸山健夫教授のゼミに所属してCMやケーブルテレビの番組制作に携わっている。

 甲子園署管内では昨年1年間で自転車関係の事故が82件も発生し、人身事故に占める割合は県内最大の約44%に上っている。コロナ禍で交通安全イベントの開催が難しい中、ゼミで動画制作を引き受け、昨年10月ごろから甲子園自動車教習所などで撮影してきた。

 動画は県警ホームページから見ることができる。甲子園署は今後、交通安全教室などで活用するという。ゼミ長の小坪明日翔さん(21)は「私も自転車事故でけがをしたことがある。常に注意して運転してほしい」と話した。(村上貴浩)

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