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乳がんの闘病中や術後に快適に過ごせる下着の専門店をオープンした小谷和也さん=西宮市戸田町
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乳がんの闘病中や術後に快適に過ごせる下着の専門店をオープンした小谷和也さん=西宮市戸田町
前開きのほか、片乳ずつ包み込む仕様など、多様な乳がん下着=西宮市戸田町
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前開きのほか、片乳ずつ包み込む仕様など、多様な乳がん下着=西宮市戸田町

 乳がんの患者が闘病中や術後につける下着の専門店が兵庫県西宮市戸田町にオープンした。オーナーは県立西宮病院の中で医療用ウィッグを扱う理容店主の小谷和也さん(48)。がん患者から下着探しの苦労を聞いて開業を決め、店内ではデザインやつけ心地、術部への仕様の異なる国内外ブランドを15種類以上そろえた。患者は商品を比較しながら試着して選ぶことができる。(中川 恵)

 下着専門店は阪神西宮駅南のマンション内にある「アピアランスサロン」。完全予約制で女性マネジャー(48)が選び方のポイントやつけ方など、胸の状態に合わせて助言をする。

 小谷さんは同じ店名の理容店を病院内で営む中、客として訪れた女性(48)に話を聞いたのが開業のきっかけになった。

 乳がんで片方を全摘手術した後、腕を動かせる範囲が狭くなり、背中のホックに手が回せず、「前開き」のブラジャーでないとつけられなくなった。また、既製品の細い肩ひもやワイヤは体を締め付けるため、肌が痛くなる。インターネットで探して着用したが、合わずに捨てたものがたくさんあったという。

 それならば期待に応じられる店を自分でつくろう-。小谷さんは思い立った。

 乳がん患者向けの下着を扱う販売店は少なく、通販に頼るしかないため、比較して買うのが難しい。そこで複数ブランドの商品を集めて試着できる場をつくりたいとメーカー側に交渉。手応えを得て昨年夏ごろから開店準備をしてきた。

 医療技術の進歩により、がん患者の生存率は年々上昇しており、治療で変化した外見を整えることに社会の理解は深まりつつある。県も2021年度から医療用ウィッグや人工乳房の購入助成制度を始めるなど支援の輪が広がっている。

 店内では4月1日の開業時に「グンゼ」「フリープ」「KEA工房」「ブライトアイズ」の国内4ブランドと、ドイツの「Anita」の商品を導入。この1カ月で取り扱うブランド数は増え、メーカーと商品の共同開発にも取り組む。

 店は月-金曜の午前10時~午後3時で、医療用ウィッグやマニキュアも置いている。また、毎週火曜午後1~3時には、乳がんの経験者同士が店内で気軽に語らうお茶会も開いている。

 いずれもホームページや電話、メールで申し込む。専用フリーダイヤル0120・914・339

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