■ひとり親の家事支援、孤立救う
利用者の自宅を訪ね、インターホンを押す。気持ちのスイッチが入る瞬間だ。食事作りに掃除、子どもの世話、病院の付き添い…。家事や育児をたった一人で背負い込む「ひとり親」の家事をサポートし、心と生活の歯車がうまく回るよう支援している。
ひとり親の抱える事情はさまざまだ。経済的な不安、育児の悩み、多忙、精神的な不調。頼れる相手がおらず、多くは孤立している。張り詰めた気持ちを家事サポートで和らげ、行政や支援団体、そして「人の輪」に結びつける。
「ケアを届け、地域につなげるのが私たちの役割。ひとり親の負担を少しでも減らし、安心させてあげたい」
大阪市出身。大学を出て兵庫県芦屋市の会社に勤めた後、25歳で東京へ出た。結婚し、2児を出産。フリーで園芸の仕事をしていたころ東日本大震災が起きた。余震や原発事故の影響におびえる生活が続き、1年間悩んだ末に、友人のいる兵庫県の西宮に家族で転居した。
東京で妊娠を機に退職を迫られた経験から、次に働くなら「雇われるのではなく、仲間と仕事を生み出し、女性が自分らしく生きられる場にしたかった」。
もともと関心の深かった「食の安全」「自然な育児」のグループに参加し、社会に目を向ける友人が増えた。そんな仲間と5人で2015年に設立したのが「a little(ア・リトル)」だ。
産前産後の家事サポートや月1回のカフェ、子育て講座などを展開。活動が軌道に乗る一方、ひとり親の利用は少なかった。「SOSも出せないほど孤立しているのでは」。20年度から公的な助成を得て、ひとり親支援にも踏み出した。
「気持ちに余裕ができ、子どもに優しくなれた」。ぽつりと利用者が言ってくれるときがある。心がほどける兆し。それがやりがいだ。47歳。(記事・山岸洋介、写真・斎藤雅志)
【メモ】ひとり親の家事サポートは21年度、助成金で実施するため、利用者の負担は登録料千円のみ。週1回2時間で計12回(3カ月)。西宮市在住で高校生以下の子がいる家庭が対象。先着15組。ア・リトルTEL090・1205・7684

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