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競走馬の有機堆肥を活用した清酒「勝利馬」
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競走馬の有機堆肥を活用した清酒「勝利馬」
オンライン記者会見で紹介された馬ふんの堆肥を散布する様子
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オンライン記者会見で紹介された馬ふんの堆肥を散布する様子

 ウマい清酒ができました-。競走馬の馬ふんでできた堆肥で育てた米を原料にした純米大吟醸「勝利馬」を、兵庫県伊丹市の酒造会社「小西酒造」(東有岡2)が立命館大学などと協力して開発した。競走馬はドーピング検査で薬物規制が厳しいため、安全でおいしい米を有機栽培できるといい、開発担当者は「勝利馬のごとく、その名をとどろかせる銘酒になってほしい」と話す。

 米は日本酒で定番の山田錦ではなく、あえてコシヒカリを使用。特有の香りが引き立ち、やや辛口でコクがあり、化学肥料を使っていないという安心感も酔いを回らせる。

 土づくりを巡って立命館大学の久保幹教授(環境微生物学)らが、土中の微生物の数や動きから土の質を診断する技術を確立。「SOFIX(ソフィックス)」と名付け、有機堆肥でも安定して農作物を収穫できるようにした。

 この技術を使って、滋賀県草津市の農家が米を生産。同県栗東市には日本中央競馬会の「栗東トレーニングセンター」があり、餌を徹底管理して飼育された競走馬の馬ふんを堆肥にすることで、より豊かな土が出来上がったという。

 「有機堆肥で育てた米を使い、さらに競走馬を生かした酒は全国でもめずらしい」と小西酒造の小西新右衛門社長が手応えを語る。

 少し冷やすか常温が最適といい、「他の日本酒との違いを飲んで確認してほしい」と力を込めた。

 久保教授は「日本の農業はとりわけ農薬や化学肥料を使う量が多いという課題がある。勝利馬を通じて土壌診断の技術が広まり、環境に優しい生産が増えてほしい」と話す。

 1本3850円(税込み)。小西酒造のオンラインショップで予約を受け付けている。小西酒造ホームページhttps://choujugura.com/(村上貴浩)

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