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ワクチンの廃棄を防ぐための「キャンセル待ちシステム」を周知する西宮市のホームページ画面
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ワクチンの廃棄を防ぐための「キャンセル待ちシステム」を周知する西宮市のホームページ画面

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、兵庫県の阪神間6市1町では、急にキャンセルになったワクチンの使い方に対応が分かれている。ルールを明確化して接種会場の職員らに打つ自治体もあれば、市民に「キャンセル待ち」を受け付けて駆け付けてもらう方式を採るところもある。64歳未満への接種準備と並行し、無駄なくスムーズに接種を進められるか-。各自治体の模索が続いている。

 市町が運営する集団接種会場の多くは米製薬大手ファイザー社のワクチンで、マイナス75度前後の冷凍保管が必要となる。接種当日に常温に戻し、生理食塩水で薄めて使うため6時間以内に注射する必要がある。

 余った場合に備え、自治体の集団接種会場に従事する市職員やスタッフらへの「優先接種リスト」を作っているのは、同県尼崎、西宮、川西3市と猪名川町。

 川西市は1日最大10人分の余剰を見込み、接種会場の職員に加え、市民と接する機会が多いケースワーカーや養護教諭ら166人をリスト化。このうち8日までに64人が接種し、優先度が2番目に高かった越田謙治郎市長(43)も4日に接種を済ませた。同県芦屋、伊丹市も接種会場の従事者に優先接種をしている。宝塚市は検討中。

 一方、一般市民に振り分けるかどうかを巡っては対応が大きく分かれている。

 西宮市では17日からインターネットでキャンセル待ちを受け付け、登録した人には当日の午後4時ごろまでに電話で知らせる。担当者は「接種会場の増加とともにキャンセルも増える。廃棄を防ぎ、1人でも多くの市民に接種の機会を提供したい」と期待を寄せる。

 伊丹市では当日にキャンセルが出ると、コールセンターに予約の電話をかけてきた人に「今から接種できますよ」と案内する。これまでに数十人分のロスを防いだという。宝塚市もキャンセル待ちの高齢者に接種している。

 また、尼崎市では医師会を通じて個別接種ができるクリニックなどに対し「キャンセル分は予約以外の高齢者や、基礎疾患のある65歳未満の希望者に接種してほしい」と依頼している。

 ただ、各市町からは「キャンセルが出ても、すぐに駆け付けてくれるかは見通しが立たない」「医師の勤務時間の都合もある」などと運用の難しさを嘆く声が出ている現実もある。

 芦屋市では接種会場に従事している人々の接種を優先し、一段落した後で一般市民への対応を検討するという。

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