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黒から赤になったデメキン。この頃は尾ひれの先が黒かったが今は真っ赤だ=2021年6月、西宮市内
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黒から赤になったデメキン。この頃は尾ひれの先が黒かったが今は真っ赤だ=2021年6月、西宮市内
黒かったデメキン。よく見ると尾ひれに赤みがあるような気もする(2020年10月12日)
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黒かったデメキン。よく見ると尾ひれに赤みがあるような気もする(2020年10月12日)

 わが家で飼っているデメキンの様子がおかしい。

 おととしの夏、祭りですくったときは真っ黒だったのに、次第に色が明るくなり、今では全身が赤くなってしまった。金魚らしくてかわいいけど、病気だったら心配なので、金魚養殖が盛んな奈良県大和郡山市の「やまと錦魚園」に原因を聞いてみた。

 デメキンとの出会いは、2019年8月24日夜。前任地の兵庫県丹波市で愛宕祭を取材した際、すくった7匹のうちの1匹だ。他の金魚はすぐに死んでしまったけれど、一番小柄だったこのデメキンはなぜか長生きしている。

 ルームメイトになって、もうすぐ2年。指を水面につけるとエサと勘違いしてつつきにくるし、ひらひらとなびく尾ひれを眺めていると心が落ち着く。

 異変が起きたのは、20年春の転勤で同県西宮市に引っ越し、1年ほどたってから。眼球まで黒かったのに、胴や顔がまだらに赤みを帯び、6月下旬には全身が赤に変色した。目元だけうっすら黒いが、遊びに来た友人に「もともとは真っ黒やったんやで」と言っても信じてもらえないくらい、赤い。

 「それは、あり得る話なんですよ」

 やまと錦魚園で働く西脇高広さんの言葉に、ひとまずほっとした。

 デメキンといえば黒いイメージがあったが、西脇さんによると、黒いデメキンは赤い品種を改良して生まれたのだという。見た目には黒くても赤い色素が残っていて、環境や個体によってはその赤が浮かび上がるのだとか。

 光が差し込む水槽で泳がせていると、白くなってきたり、色あせたりすることがあるという。確かにわが家のデメキンは透明の金魚鉢に泳がせていて、部屋も南向きマンションの6階で日当たり良好だ。

 「病気ではないと思うので安心してください」と西脇さんが優しく教えてくれた。出会った頃とは“別人”のように赤くなったデメキンとこれからも仲良く暮らしたいと思います。(大田将之)

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