兵庫県西宮市の認定ＮＰＯ法人「日本災害救援ボランティアネットワーク」（ＮＶＮＡＤ）は、乳幼児とその保護者を対象とした防災啓発アニメを制作するためのクラウドファンディング（ＣＦ）に取り組んでいる。１５０万円を目標に、９月３０日まで資金を募る。

　同法人は阪神・淡路大震災発生直後の１９９５年２月、救援活動のため全国から駆け付けたボランティアによって前身の団体が発足した。その後、県内の認定ＮＰＯ法人第１号となり、自然災害の被災地での復興支援や防災啓発活動を続けている。

　ＣＦでは、乳幼児が水害や地震の恐ろしさを気軽に学べる教材開発を目指し、桃太郎を題材にアニメを制作することを提案した。日ごろの備えや避難の仕方について触れ、乳幼児が自分のこととして命を守る意識を育んでもらおうと考えた。

　制作するアニメは全３編で、各回２分３０秒ほど。動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信するとともに、各地での出前講座でも活用する予定。

　ＣＦサイト「レディーフォー」から申し込む。目標金額に満たなかった場合は返金される。ＮＶＮＡＤＴＥＬ０７９８・３４・９０１１

（竹本拓也）