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金型からプラモデルのパーツを外す宮本景根工場長=山八化成工業所(撮影・斎藤雅志)
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金型からプラモデルのパーツを外す宮本景根工場長=山八化成工業所(撮影・斎藤雅志)
プラモデル「鬼」の完成品=山八化成工業所(撮影・斎藤雅志)
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プラモデル「鬼」の完成品=山八化成工業所(撮影・斎藤雅志)

 「妖怪のまち」として知られる兵庫県福崎町を盛り上げようと、同県尼崎市の中小企業を中心とするグループが妖怪プラモデル「鬼」を製造した。それぞれの町工場の得意分野で力を発揮し、綱を締めた鬼の迫力ある土俵入りを表現。福崎町観光協会から初めて受託し、7月末から販売している。その出来栄えは模型業界やプラモデルファンからも「精巧で完成度が高い」と評価されているという。(竹本拓也)

 「鬼」の製造に協力したのは、3Dデータ制作や金型の設計・製作、プラスチックなどを金型に流し込む射出成形(しゃしゅつせいけい)、印刷、梱包(こんぽう)を手掛ける会社や社会福祉法人の計6者。日ごろはそれぞれ大手メーカーの下請けなどを担っており、このうち5者が尼崎市内にある。

 コーディネーターは、尼崎城の再建記念にシャチホコをプラモデル化した実績のある綱本武雄さん(大阪府河内長野市)が務めた。約1年前から構想を練り、6者が一つの工場のように力をかみ合わせられるよう作業を調整した。

 福崎町は民俗学者、柳田国男の生誕地。柳田が研究した妖怪はまちづくりの柱となっており、町内のあちこちでリアルな妖怪人形に出合える。

 町観光協会の妖怪プラモは「河童(かっぱ)」「天狗(てんぐ)」に続く第3弾。従来は中国で生産していたが、新型コロナウイルス禍で現地とのやりとりが難しくなり、尼崎城のシャチホコで話題になった綱本さん側に打診し、話がまとまった。今回が初の国産品となる。

 たくましく隆起する鬼の体を金型で表現した甲斐精密(尼崎市三反田町3)の甲斐将登工場長(34)は「細かい凹凸が多く、納得いく形になるまで3カ月ほどかかった」と振り返る。パーツの樹脂成形を担当した山八化成工業所(同市潮江4)の宮本景根工場長(48)も「他の事業者の技術が高いからこそ良い商品ができた」と“チーム力”をたたえた。

 5千セットを製造し、1箱1980円(税込み)。福崎町観光協会や姫路市の「じばさんびる」などで販売するほか、協会ホームページからも購入できる。福崎町観光協会TEL0790・21・9056

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