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 兵庫県内初の新型コロナウイルス感染者が昨年3月に西宮市で確認されて1年半。現在起きている流行の「第5波」で、保健所を持つ尼崎、西宮市が確認した感染者の6割超を30代以下が占めることが、2市への取材で分かった。県が所管する阪神間の他市町も同様の傾向とみられる。若い世代はワクチン接種が進んでおらず、感染力の強いデルタ株が急拡大。各保健所は学校や企業でのクラスター(感染者集団)発生を警戒している。(山岸洋介)

 流行の拡大期間は自治体によって定義が異なり、尼崎は7月2日以降を、西宮は6月20日以降を第5波としてデータを示した。

 それによると、感染者に占める10歳未満~30代の割合は、尼崎市で64%に達し、第1~4波の平均に比べて約22ポイント増加。西宮市でも62%に上り、同じく約18ポイント増えている。

 両市とも40代を含むと感染者の8割に達しており、ある担当者は「若い世代での感染が爆発的に広がり、制御困難なレベル」と危機感をあらわにした。

 ワクチン接種率をみると、阪神間の市町はどこも65歳以上では8~9割が1回以上の接種を終えているのに対し、若い世代は低迷。西宮市では3日現在、12~39歳(約14万人)で1回以上の接種を受けたのは35%、2回目を終えたのは18%にとどまっている。

 こうした状況の中、各保健所はこれまで高齢者施設で起きることが多かったクラスターが「企業や学校園で急増する可能性が高い」と懸念。実際に阪神間では8~9月、保健福祉センターなどの公共施設▽私立大学や私立高校の部活動▽認定こども園や保育園▽学童保育-などで続々とクラスター(疑い例含む)が発生している。

 西宮市も尼崎市も、感染が急拡大した第3波の頃以降、保健所による追跡調査で感染経路が明らかにできるケースは一部にとどまっているが、特定できたケースの大半は同居家族からの感染だった。だが第5波では、今まで少ないとされた「子どもから大人」「子ども同士」の感染が増えているとの指摘も出ている。

 子どもが学校園で感染し、そこから家庭内、さらに企業などへ広がる可能性があるため、西宮市の担当者は「学校園の対策強化が急務」と強調。だが「見えないウイルスが相手だけに、これまで以上の取り組みは難しい」と厳しい状況を語った。

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