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解体工事が始まった古川組の事務所=17日午前、尼崎市東難波町4
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解体工事が始まった古川組の事務所=17日午前、尼崎市東難波町4
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「古川」の表札がかかったままの組事務所入り口=17日午前、尼崎市東難波町4
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「古川」の表札がかかったままの組事務所入り口=17日午前、尼崎市東難波町4
警察の警戒下で解体工事が始まった指定暴力団・絆会の拠点施設で傘下組織「古川組」の事務所=17日午前、尼崎市東難波町4
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警察の警戒下で解体工事が始まった指定暴力団・絆会の拠点施設で傘下組織「古川組」の事務所=17日午前、尼崎市東難波町4

 指定暴力団絆会(旧・任侠山口組)の拠点施設となっていた傘下組織「古川組」の事務所(兵庫県尼崎市東難波町4)で17日、解体工事が始まった。異例の“密度”で暴力団事務所が集まる尼崎にあって、たびたび抗争事件の舞台となってきた事務所。山口組の分裂抗争が続く中、事務所撤去の動きは全国で進む。生活を脅かされてきた周辺住民は「ようやく平穏になる」と安堵(あんど)の声を上げた。

 17日午前、住宅街の真ん中にある事務所には数人の作業員が出入りし、トラックがシャッターをくぐって車庫に入った。建物は鉄骨コンクリート3階建て。周囲には10台超の監視カメラが設置され、玄関には「古川」と書かれた巨大な表札が掲げられたままだった。

 自転車で通った60代男性は「いよいよか。あって当たり前の存在やったけど、ほんまに無くなるんやな」と見上げた。工事は11月上旬までかかる予定という。

    □   □

 事務所では2000年7月、元組員が幹部を射殺する事件が発生。隣接する市立総合老人福祉センターには約100人の高齢者が訪れていた。近くの飲食店には流れ弾が飛び、ショーケースを損壊した。

 県警や地元関係者によると、事務所は約30年前にできたという。事件に遭遇した80代女性は「自転車で走っていたらいきなり『パン、パン』と銃声がして、怖くて一目散に逃げた」と振り返った。

 古川組を巡っては、ほかにも市民が巻き添えになりかねない抗争事件が発生。事務所も数々の事件で舞台となった。

 古川組は、1980年代に山口組の直系組織(2次団体)へと昇格。初代の息子である古川恵一・2代目組長は、2015年8月に山口組が分裂すると神戸山口組へ所属した。17年4月には古川組の一部組員らが神戸山口組を離脱して「任侠団体山口組」(現・絆会)の結成に加わった。

 この結成時には、古川組の事務所で異例の記者会見が開かれた。1階には組員の控室らしき部屋があり、会見場となった3階は畳の大広間。監視カメラの映像を映すモニターもあり、物々しい雰囲気を漂わせていた。

 最近転居してきた50代男性は「事件があるたび物騒な空気になり、知人には『なぜそんな危ない所に住むのか』と心配される。解体されれば、ようやく安心できるのかな」と語った。

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