「幼稚園、しんどい時もあるよな」。泣いている子に声を掛けた男児の一言だ。こうした何げないつぶやきを、送迎バスの後部に掲示している幼稚園が兵庫県西宮市内にある。聞けば35年ほど前から続く取り組みで、冊子としても100冊ほど発行してきた。園の外壁にも掲示されており、地域の人を笑顔にしている。(浮田志保)
ある園児は、色鮮やかな友だちの服を見て「なんだか人魚の服みたい! かわいいねぇ~」と思わず口にした。別の園児は、壁に飾った花が取れかかっているのに気付き、「先生! 花がかれてる~!」と呼び掛けた。思わず笑みがこぼれるような一言が冊子にあふれる。
段上幼稚園など同市内で計7園を運営する学校法人阪急学園の取り組み。約35年前、松本善實(よしみ)理事長(79)が参加した研修会で、子どもたちが書いた詩を集めた本「たいようのおなら」を知ったのがきっかけだった。本には、子どもたちが何を考え、伝えようとしてくれているかが詰まっていた。当時、「大人が子どもを教育するもの」と考えていた松本理事長には新鮮だったという。
子どもたちは日々の生活の中で常に新しい発見を求め、目を輝かせる。大人が見過ごしてしまうようなことも、気付いて言葉にする。宝物のような一言を聞き逃さないよう、教員と思いを共有し、常にアンテナを張るよう努めてきた。
集めた言葉は、一部の園で冊子にまとめ、保護者らに配るとともに、地域の人にも子どものかわいらしいつぶやきを知ってもらおうと、園の外壁や送迎バスに掲示し、紹介してきた。園の担当者によると、張られたつぶやきを見て、「心が温かくなる」「幼稚園教諭を志望するきっかけになった」といった声が広い世代から寄せられたという。
いつでも見返せるように、自宅一室に全ての冊子を保管しているという松本理事長。「素直な子どもたちの心に丁寧に接し、これからも『こどものつぶやき』の取り組みを続けていきたい」と話している。

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