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街頭演説会を聴く人たち。スマートフォンで撮影する若者の姿も=阪急宝塚駅前
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街頭演説会を聴く人たち。スマートフォンで撮影する若者の姿も=阪急宝塚駅前
右から自民党総裁の岸田文雄首相、立憲民主党の枝野幸男代表、日本維新の会の吉村洋文副代表
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右から自民党総裁の岸田文雄首相、立憲民主党の枝野幸男代表、日本維新の会の吉村洋文副代表

■維新・吉村氏「改革で財源増やす」 ■立民・枝野氏「分かち合う経済に」 ■自民・岸田氏「成長の果実を分配」

 衆院選は31日の投開票まで残り2日となった。阪神間の兵庫6、7、8区には各政党の党首や幹部クラスが続々と入り、街頭や駅前で支持を呼び掛ける。政治の安定をアピールする与党と、政権交代を訴える野党。異例の短期決戦に、舌戦も熱を帯びている。(衆院選取材班)

 「皆さんの給与所得を引き上げる。経済成長の果実を国民に分配し、好循環を生み出す」。自民党総裁の岸田文雄首相は20日、県内屈指の激戦区と伝わる6区の自民前職・大串正樹氏の応援に訪れ、阪急伊丹駅前でマイクを握った。

 首相は6区に先立ち、8区にも来援。JR尼崎駅前で公明前職・中野洋昌氏と街宣車の上で並び、有権者の声を書き連ねた「岸田ノート」を聴衆に掲げて自公政権への信任を求めた。

 自民からは解散以降、6区に菅義偉前首相や小泉進次郎前環境相、末松信介文部科学相らが相次いで来援。7区には25日に安倍晋三元首相、28日に高市早苗政調会長が入り、有権者へのアピールを強めた。

     ◇     ◇

 立憲民主党の枝野幸男代表は24日、6区の阪急川西能勢口駅前で立民前職・桜井周氏の応援に立った。医療体制の逼迫(ひっぱく)や休業補償の不備など、政府の新型コロナ対策を批判。「皆さんの当たり前の日常を奪い続けている」と語気を強めた。

 7区にも入り、阪急西宮ガーデンズ前で立民新人・安田真理氏を応援。アベノミクスは富裕層にしか恩恵がなかったとし「富を分かち合う政策に転換し、一億総中流社会を取り戻そう」と政権交代を呼び掛けた。

 20日には辻元清美副代表が6、7区へ。阪神西宮駅前で「女性議員が増えない。土井たか子さん(元衆院議長)が守り続けた西宮の議席を取り返させてほしい」と安田氏の支援を求めた。

     ◇     ◇

 日本維新の会からは24日、大阪府知事の吉村洋文副代表が維新元職2人の応援で阪神間へ。7区の西宮ガーデンズ前では三木圭恵氏、続く6区の阪急宝塚駅前では市村浩一郎氏と並んで立ち、熱弁を振るった。

 吉村氏は「大阪では子育てや教育の無償化をどんどん進めている。借金ではなく、改革によって財源を生み出した実績がある」と強調。次世代につけを残さない政治が必要だとして「兵庫も連携し、関西を元気にしていこう」と訴えた。

 松井一郎代表も22日、西宮ガーデンズ前や阪急伊丹駅前で「皆さんの携帯電話のメモリーが頼り。登録されている知り合いに『自民党や立憲民主党より維新の方がまし』と伝えてほしい」と呼び掛けた。

     ◇     ◇

 共産党は29日午前、小池晃書記局長が尼崎市の商業施設「あまがさきキューズモール」前で演説し、8区の新人・小村潤氏への支持拡大を訴える。

 れいわ新選組の山本太郎代表は28日、神戸・三宮で8区の元職・辻恵氏と一緒に街頭演説し、支援を呼び掛けた。

【特集ページ】衆院選2021

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