阪神

  • 印刷
(左上から時計回りに)桜井周氏、大串正樹氏、市村浩一郎氏、山田賢司氏、三木圭恵氏、中野洋昌氏
拡大
(左上から時計回りに)桜井周氏、大串正樹氏、市村浩一郎氏、山田賢司氏、三木圭恵氏、中野洋昌氏

 衆院選の投開票から一夜明けた1日、阪神間の兵庫6、7、8区で当選した6人(比例復活含む)は、早朝から駅立ちや支援者回りを精力的にこなした。戦いを終えた疲れものぞいたが、新たな任期へ意気込みを語った。

■市村浩一郎氏(維新) 即戦力で期待に応える

 小選挙区で返り咲いた日本維新の会元職の市村浩一郎氏(57)は午前7時から、阪急逆瀬川駅前に立った。党のイメージカラーである緑のマスク越しに笑顔を見せ、お辞儀を繰り返した。

 旧民主党政権で3期務め、5年前に維新に移った。選挙期間中は国土交通政務官の経験をPRし、即戦力を強調した。今回は序盤から手応えがあった。本拠地・大阪からの追い風を受け、結党以来、兵庫で初めて小選挙区の議席を奪取した。「6区の代表として、この国をよくするために皆さんとともに考えたい」と語った。(久保田麻依子)

■大串正樹氏(自民) 経済の再生に取り組む

 比例復活した自民党前職の大串正樹氏(55)は早朝、阪急川西能勢口駅前に立った。小選挙区では「改革」を訴え支持を広げた日本維新の会元職に約2千票差で惜敗。疲れた表情のまま、通勤客に頭を下げた。

 選挙戦では、携帯料金の引き下げなど3期目の実績を強調したが、自民への風当たりは強かった。一方、日増しに維新の勢いを感じた。3期9年守った6区の議席を明け渡したが、「支援には仕事で返すしかない。国民が安心して生活できるよう、コロナ後の経済再生に取り組む」と気を引き締めた。(西尾和高)

■桜井周氏(立民) 暮らしを底上げしたい

 前回に続き比例復活を果たした立憲民主党桜井周氏(51)は、午前7時前からJR伊丹駅前に立った。

 通勤客らにあいさつし、選挙結果を記したビラを配った。

 立民は辻元清美副代表が落選するなど公示前の勢力を下回った。桜井氏は「つらいが、その分当選した者として仕事をしなければいけない。責任重大」。選挙戦では、自公政権が進めたアベノミクスからの転換など経済政策を強く訴えてきた。2期目に向け、「暮らしを底上げしていく政策を何とか実現したい」と抱負を語った。(今福寛子)

■山田賢司氏(自民) 感謝と反省を胸に実践

 大混戦の7区を制した自民党前職山田賢司氏(55)は午前7時前からJR芦屋駅前に立った。「おめでとう」と声を掛けられると、「遅くまで当確が出ず、ご心配をかけました。頑張ります」と頭を下げた。

 ほぼ目標通りの9万5千票余を獲得したが、日本維新の会の元職と1530票差という辛勝。事務所で万歳したのは午前1時半ごろで、2~3時間しか寝ずに朝を迎えたという。

 4期目を前に「感謝と反省を胸に、選挙で訴えたことを実践していく。必ず結果を出す」と誓った。(山岸洋介)

■三木圭恵氏(維新) 7年ぶり国政有言実行

 7年ぶりの国政復帰を果たした日本維新の会の三木圭恵氏(55)は朝、JR甲子園口駅前に立った。通勤客から「応援してました」とねぎらわれると、満面の笑みで頭を下げた。

 落選から4年間、涙をこらえながらも、通勤客の顔を覚えるほど選挙区内の駅に立った。今回は維新の県内候補者で最多の9万3610票を獲得し、自民前職を最終盤まで追い詰めた。

 三木氏は「ようやく仕事ができる」と喜びをかみしめ、全国での教育無償化や社会保障改革といった有権者との約束を「有言実行する」と決意を新たにした。(大田将之)

■中野洋昌氏(公明) 政策立案で役割果たす

 盤石の戦いで4選を決めた公明党前職中野洋昌氏(43)は前回同様、阪急塚口駅前に立った。「頑張ってよ」と声を掛ける通勤客らに手を振って応じた。

 開票日の夜は就寝前に妻有紀子さんとスパークリングワインで乾杯し、久々に安息の時を過ごした。自身の得票は初めて10万台に乗り、「大きな目標。一人一人の期待の大きさを感じた」とかみしめた。

 経済産業政務官を務めた3期目に続き、4期目も党内や政府内での活躍が期待される。「政策立案の面で中心的役割を担いたい」と決意を語った。(竹本拓也)

【特集ページ】衆院選2021

阪神選挙衆院選兵庫ニュース10・31選挙6区7区8区
阪神の最新
もっと見る
 

天気(9月6日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 10%

  • 35℃
  • ---℃
  • 10%

  • 35℃
  • ---℃
  • 10%

  • 36℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ