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感謝状を受け取り、笑顔の2人=尼崎市三反田町2
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感謝状を受け取り、笑顔の2人=尼崎市三反田町2

 登校中にぼやの現場を発見し、迅速に近隣住民へ知らせて大火事になるのを防いだとして、兵庫県尼崎市立立花南小学校の6年生足立旺靖(おうせい)君(11)と村居康大君(12)に、地域から感謝状が贈られた。現場は民家が立ち並ぶ住宅街で、通報が遅れれば延焼していた可能性もあり、2人の少年の落ち着いた対応が大事を防いだ。(村上貴浩)

 2人は毎朝いっしょに通学する仲良しコンビ。11月18日もいつも通り村居君が足立君の家に迎えに行き、おしゃべりをしながら学校へと歩いていた。

 すると、民家の窓から黒い煙が立ちのぼっていた。奥では真っ赤な炎も上がっている。足立君には「火がとても大きく見えた」といい「他にも燃え移るかもしれない」ととっさに思った。そして、隣の村居君が大声で叫んだ。

 「火事や!」

 叫び声が通学路に響くと、近くに住む大人が家から出てきた。2人はすぐに駆け寄って「火が出てるんです」と伝え、119番をしてもらった。

 逃げ遅れた人はいないだろうか…。2人はとにかくそれが心配で、近くにいた大人に「中に人はいませんか」と聞きながら、消防車の到着を待った。

 5分ほどたって消防隊員が駆け付けると、火はすぐに消し止められ、けが人はいなかった。2人はほっとして、授業に遅れないよう急いで学校へと向かった。

 現場で大人たちが動揺する中、2人は「何でか分からないけど冷静でいられた。2人でいっしょにいたからかな」と目を見合わせ、「とにかく大事にならなくてよかった」とほおを緩めた。

 11月から尼崎市内で火災が頻発している中での出来事。直接火を消したわけではなく消防表彰の対象にならないので、大西東福祉協会は、2人の冷静な対応をたたえて感謝状を贈った。

 村居君は「なにかの本にあった叫んで助けを呼ぶシーンを思い出して、とっさに声が出た」と話し、足立君は「自分も火を使うときは気を付けたい」と話した。

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