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稲村和美市長(左)から「尼崎市文化未来奨励賞」を受けた露の団姫さん=尼崎市役所
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稲村和美市長(左)から「尼崎市文化未来奨励賞」を受けた露の団姫さん=尼崎市役所

 兵庫県尼崎市ゆかりの若手芸術家を応援する「市文化未来奨励賞」に、天台宗僧侶で落語家として活躍する露の団姫(まるこ)さん(35)=同市=が選ばれた。市から100万円を上限に奨励金が贈られ、2022年度、団姫さんは市内での発表会や子ども向け落語ワークショップを開く。

 市は18年度、次代を担う40歳以下の芸術家らを支援しようと同賞を創設。これまで彫刻家や能楽コーディネーター、作曲家が選ばれている。

 団姫さんは古典落語や自作の仏教落語を中心に活動し、講演会にも取り組んでいる。市のコミュニティーFM局「エフエムあまがさき」で番組を担当し、高座で尼崎にちなんだ落語を披露するなど尼崎への愛は深い。昨年7月には、コロナ禍を乗り越えて念願の新寺「道心寺」を市内に開山し、毎月3回寄席を開いている。

 稲村和美市長から賞状を手渡された団姫さんは「大きな励ましの気持ちをいただいた」と喜び、「応援してくれる尼崎のまちに永住することを決めました」と高らかに宣言した。

 受賞の恩返しとして、師匠である露の団四郎さん=同県西宮市=に電動自転車を贈りたいという団姫さんは最後に「新しい自転車に乗って、気楽に武庫川を渡ってアマに来てもらいたい。自転車も落語もでんどう(伝道・電動)が大事ですから」と笑わせた。(竹本拓也)

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