甲子園署（兵庫県）は２８日、今年の干支（えと）「寅（とら）」に合わせた署のスローガン３点を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、署の雰囲気を盛り上げようと初めて実施。署内や交番に掲示し、署員の士気高揚に一役買う。

　昨年１２月下旬から、署員を対象に募集。防犯、署員の意識姿勢、交通安全の３テーマで計１８９点が集まった。幹部が審査し、その後に署員が投票。署が一丸となって作り上げた。

　防犯で選ばれたのは、地域４課長野太志（たいし）巡査（２２）の「満面の笑ガオー！　みんなで守りタイガー！」。長野巡査は場を明るくするのが得意だといい、「笑顔を絶やさずに県民の方に対応し、安心できる環境づくりに努めたい」と意気込んだ。

　意識姿勢は刑事２課北垣晋巡査部長（３５）の「Ｌｅｔ’ｓ　Ｔｒｙ（レッツトライ）！！　安全安心の実現に向けて」、交通安全は交通課沖田祥平巡査部長（３１）の「虎フィック　セーフティ　甲子園」が選ばれた。

　横田誠治署長は「署員には常に挑む姿勢で取り組んでもらい、市民の安全安心を実現したい」と話していた。（浮田志保）