清和源氏発祥の地としてゆかりの兵庫県川西市で４月１０日、「清和源氏まつり」が開かれる。これまで開いてきた多田神社周辺から市中心部に会場を移し、メイン行事の懐古行列などを行う。主催する市と市観光協会は、懐古行列に出演し観光ＰＲを担う若武者役１人（八幡太郎義家役）と観光プリンセス役（巴御前役、常盤御前役、静御前役）の出演者などを募集している。２月４日締め切り。

　懐古行列は、アステ川西（栄町）－キセラ川西せせらぎ公園（火打１）の約１・５キロを練り歩く。若武者と観光プリンセスは同イベントのほか、１年間にある市の観光行事などで活動する。

　応募対象はいずれも３月６日時点の１８～３０歳。市外在住者の応募も可能で、未婚か既婚かは問わない。３月６日に市内で選考会が開かれる。

　懐古行列ではこのほか、稚児（４～８歳、５０人程度）や少年少女武者（小学生、３５人程度）、一般武者（高校生以上、若干名）なども募集している。２月２８日締め切り。

　市は昨年２月に祭りの名称をこれまでの「川西市源氏まつり」から変更した。ただ新型コロナウイルスの感染拡大で２年連続の中止となっており、担当者は「懐古行列のコースも新たに設定した。川西の歴史や文化の魅力を再発見してもらえる機会になるよう準備を進めていきたい」としている。

　応募は市ホームページなどから。開催の規模や可否は２月中旬に決定する。（久保田麻依子）