「ミス日本コンテスト２０２２」の最終選考会が１月２４日に東京都内で開催され、兵庫県芦屋市出身で東京医科歯科大学医学部３年生の横山莉奈さん（２１）＝東京都在住＝が東日本地区代表として出場した。約２５００人の応募から残ったファイナリスト１１人の１人として臨み、グランプリの座は逃したが、国際会議などで世界に誇る日本の水循環技術をＰＲするミス日本「水の天使」に選ばれた。（浮田志保）

　横山さんは、芦屋市立山手小学校から須磨学園中学・高校（神戸市須磨区）を経て、医師を目指して医大に進学した。学業の傍ら、治療中の子どもたちを励ますためにクリスマス会を企画するなど、ボランティア活動に汗を流す。

　「内面の美、外見の美、行動の美」を求めるミス日本コンテストに挑戦することで、将来、医学だけではなく広い視野を持って医療に従事できると考え、応募を決めた。

　書類や面接による厳しい審査を通過。１月２３日の前夜祭では、コンテストの挑戦を通じて成長できた点や、目標とするミス日本像などのプレゼンテーションを行い、過去のミス日本グランプリ受賞者らによる審査で好評を得た。

　「本番に向けて自信につながった」。気分を高めて迎えた最終選考会では、着物やドレス、スポーツウエアに着替え、堂々とステージ上を歩いたりポーズを取ったりと、思い通りの表現を披露することができた。

　「水の天使」に選ばれ、横山さんは「今後は上下水道についても学びたい。できるだけ多くの人に、水について正しい知識を伝えることができるように頑張りたい」と抱負を語った。

　一方、将来の目標については、「コンテストへの挑戦で経験したことを生かし、自分らしく、社会に役立つ医師になりたい」と話した。