東京五輪で金メダルに輝いた野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーで、兵庫県宝塚市立御殿山中学出身の山田哲人選手（２９）＝ヤクルト＝の功績をたたえ、記念のゴールドポストが２２日、同市すみれガ丘２、すみれガ丘中央公園前に設置された。

　山田選手は幼稚園から中学校卒業まで市内に居住。五輪では、決勝で米国を２－０で破り、２安打好走塁で優勝の原動力になったとしてＭＶＰに選ばれた。

　ゴールドポストは、地域を盛り上げようと、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局と日本郵便が企画。金メダルを獲得した選手が希望すれば、ゆかりの地に設置されている郵便ポストを金色のものに取り換えている。

　ゴールドポストは全国に設置されており、山田選手のものは７４番目。県内では昨年１２月、神戸市内に設置された阿部詩選手（柔道女子５２キロ級）に続いて２本目となる。

　箱の部分は高さ８３センチ、幅８１センチ、奥行き５６センチで、脚柱が５５センチ。本体下部には、山田選手の活躍を紹介する銀色のプレート（縦２３・５センチ、横２７センチ）が飾り付けられている。同公園前での設置は山田選手が指定し、宝塚郵便局の職員４人がポストを取り換えた。（西尾和高）