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ウクライナをテーマにした生け花を手入れする石原千晶さん(左)と内良彩楓さん=神戸市北区藤原台中町1、市立北神図書館
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ウクライナをテーマにした生け花を手入れする石原千晶さん(左)と内良彩楓さん=神戸市北区藤原台中町1、市立北神図書館
手分けして花を手入れするメンバーたち=神戸市北区藤原台中町1、市立北神図書館
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手分けして花を手入れするメンバーたち=神戸市北区藤原台中町1、市立北神図書館
ウクライナの平和を願って制作した生け花=神戸市北区藤原台中町1、市立北神図書館
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ウクライナの平和を願って制作した生け花=神戸市北区藤原台中町1、市立北神図書館

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が激しさを増す中、神戸市北区の市立北神図書館の休憩スペースに、ウクライナ国旗をイメージした生け花が飾られている。制作したのは、3年前の開館以来、欠かさず花を生け続けてきた幼なじみの関西学院大と龍谷大の学生ら。黄色と青色の2色に白いユリを添え、平和と未来への希望を込める。

 関西学院大3年の石原千晶さん(21)と龍谷大3年の内良彩楓さん(21)。日本の伝統文化を学ぶ「希舟教室」(同市北区藤原台北町2)に通い、華道を習う。石原さんは「思いや考えを花で表現できるところが好き」といい、内良さんも「作業中は心が落ち着くし、思い通り作れた時の喜びがある」と華道に魅了されたという。

 大学1年生の時には、教室を主宰している女性から、公共施設に生け花を飾るボランティアを引き継いだ。直後に同図書館がオープン。2人は、幼稚園児から大学生まで約10人のメンバーとともに、2週間ごとに季節に合わせた作品などを置き、当番制で水やりや手入れをしてきた。

 今回、新たな作品を考えていた時に、ロシアによるウクライナ侵攻が起きた。民間人への被害も拡大する中、「自分たちにできることを」とウクライナの国旗の色に合わせ、黄色の花器に、「平和」が花言葉の青い花「デルフィニウム」を生け、白いユリの花を添えることで明るい印象にし、「希望」を表現した。

 2人は今後、病院や老人ホームなどに活動の場所を広げる計画をしているといい、「街に癒やしを増やしたい」と話した。

(村上貴浩)

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