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 3月27日に行われた兵庫県西宮市議補選(欠員2)で無効票が投票者総数の約8%に上ったのは、初めての記号式により「投票用紙に○を二つ記す人が続出したせいでは?」という声が、神戸新聞社の双方向型報道「スクープラボ」に寄せられた。今回は、投票用紙にあらかじめ印刷された候補者名に一つだけ○をつける方式だった。候補者6人のうち上位2人が当選する選挙のため「2人選べる」と勘違いした人が多かったのだろうか。調べてみた。(山岸洋介)

 今回の市議補選で無効となったのは1万2929票。同時に行われた市長選では2241票だった。どちらも投票者総数は約16万2000人。市議補選では無効票が7・98%に上り、市長選の1・38%に比べて明らかに高かった。

 この結果に、交流サイト(SNS)では「二つ○をつけた人が多かったのではないか」という指摘が相次いだ。現職の市議からも「説明不足」と市選挙管理委員会の責任を問う声が出ていた。

 ところが、市選管によると、無効票のうち85%は白票(1万1047票)だった。一方、○を複数つけて無効となったのは680票。当選枠と同じ二つではなく、三つ~六つの○がある投票用紙も多く、市選管は「誤って意中の候補2人に○をつけた、という事例は限られているのでは」との見方を示した。また、×印など「○以外」を記載したのも668票あった。

 もともと市議補選は、任期満了に伴う市議選よりも無効票の割合が高い。直近3回の平均は市議選1・62%に対して市議補選6・98%となり、今回が突出して高いとは言えないようだ。

 市選管は「候補者が少ない市議補選は『選択肢が限られ、投票先がない』と考える有権者が多いのかもしれない」とする。

 前回に比べ、無効票の割合は市議補選で1・85ポイント上がった一方、市長選は0・53ポイント下がった。「無効票が減らせる」と期待した記号式導入について市選管は「一定の効果はあったと思うが、引き続き分析したい」とした。

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