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宇宙メダカの子孫の飼育を通じて交流を深める住民ら=光明デイサービスセンター
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宇宙メダカの子孫の飼育を通じて交流を深める住民ら=光明デイサービスセンター
水槽の中で元気よく泳ぐ宇宙メダカの子孫=光明デイサービスセンター
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水槽の中で元気よく泳ぐ宇宙メダカの子孫=光明デイサービスセンター
水槽の中に入れた毛糸に産み付けられた卵=光明デイサービスセンター
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水槽の中に入れた毛糸に産み付けられた卵=光明デイサービスセンター

 1994年7月、日本人初の女性宇宙飛行士・向井千秋さんと宇宙を旅し、脊椎動物として初めて無重力状態で産卵、ふ化した「宇宙メダカ」の子孫が兵庫県宝塚市光明町の光明デイサービスセンターで飼育されている。コロナ禍の中、地域の人々が気軽に集える場にしようと、市社会福祉協議会が発案し、高齢者や子どもたちが観賞、餌やりを通じて交流を深めている。(西尾和高)

 スペースシャトル「コロンビア号」で、4匹のメダカが15日間宇宙飛行した。宇宙での生殖実験で産まれたり、帰還後に誕生したりしたメダカは「宇宙メダカ」と呼ばれる。

 光明デイサービスセンターではコロナ禍で利用者らが減る中、センター内にある「宝塚市社会福祉協議会おばやし地区センター」の職員が昨年2月、「施設を誰でも立ち寄れる場所にしたい」と住民に相談したところ「宇宙メダカの子孫を飼育すれば、話題になって人が訪れるのでは」と助言を受けた。

 その際、宝塚市の中野堅三さん(80)が94年、メダカ実験を提案した東京大学から宇宙メダカの子孫を譲り受け、現在も自宅で繁殖させていることを知って協力を依頼。昨春に10匹を提供してもらった。

 宇宙メダカの子孫は、体長2~3センチのヒメダカ。センター職員の呼び掛けで、独り暮らしの高齢者ら10人が中心になって餌をやり、水槽の水を交換し始めると、飼育1年で5匹が新たに誕生し、産卵も確認されている。

 宇宙メダカの子孫を一目見ようと、これまで施設を訪れることのなかった30~40代の親が幼稚園や小学生の子どもを連れて訪れるようになった。「心が癒やされる」と親子で観賞するだけでなく、飼育を手伝うようにもなり、住民同士の交流の輪が広がっている。

 センター職員は「コロナ禍でひきこもりの高齢者が増えている。地域貢献の一つとして、他のデイサービスセンターでも活動を広げ、いろんな人たちが集える居場所を設けたい」と話す。

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