沖縄本土復帰５０年「慰霊の日」 節目の年に「ガマ」を訪ねて…戦争の傷跡、今も伝える

2022/6/24 05:30神戸新聞NEXT

沖縄本土復帰５０年「慰霊の日」節目の年に「ガマ」を訪ねて…戦争の傷跡、今も伝える

沖縄戦の傷病兵が運び込まれた「糸数アブチラガマ」を案内する具志堅美千代さん＝５月、沖縄県南城市

　手にしていた懐中電灯を消すと、漆黒の闇が広がった。太平洋戦争末期の沖縄戦で、陸軍病院として機能した自然洞窟「糸数アブチラガマ」（沖縄県南城市）を５月に訪ねた。戦時中、ガマでは１０代の女学生で結成された「ひめゆり学徒隊」も傷病兵の看護にあたったことで知られ、現在は沖縄戦の実相を伝える戦跡として、全国から修学旅行生が訪れる。

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