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尼崎市職員がセクシャリティへの偏見を理由に退職した問題で、市がまとめた検証報告書
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尼崎市職員がセクシャリティへの偏見を理由に退職した問題で、市がまとめた検証報告書
「手をつないで歩けるのは人気の無い夜だけ」という2人。ゲイカップルのロールモデルになれたらと話す=神戸市内
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「手をつないで歩けるのは人気の無い夜だけ」という2人。ゲイカップルのロールモデルになれたらと話す=神戸市内
パートナーシップ宣誓制度に申し込み、生涯を添い遂げることを決めたゲイの2人。薬指に結婚指輪が光る=神戸市内
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パートナーシップ宣誓制度に申し込み、生涯を添い遂げることを決めたゲイの2人。薬指に結婚指輪が光る=神戸市内
兵庫県猪名川町立清陵中学校の生徒会役員たち。生徒一人一人が笑顔で学べる学校を目標にしている=猪名川町原
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兵庫県猪名川町立清陵中学校の生徒会役員たち。生徒一人一人が笑顔で学べる学校を目標にしている=猪名川町原

 2021年12月、神戸新聞阪神総局は報じました。

 その2年前の19年末のこと。尼崎市保健所の幹部がバイセクシュアル(両性愛者)の男性職員に対し、市民団体から「性的指向を打ち明けられて不快に感じる」との指摘があったとして、公務中のカミングアウト(性告白)を控えるよう指導していました。その結果、職員が心に深い傷を負って退職したというのです。

 この問題には複数の職員が関わり、多くの関係者が知るところになります。にもかかわらず、市側が「スルー」していたのはなぜでしょうか。

 尼崎市は22年3月、有識者とのワーキングチームで検証報告書をまとめます。

 その報告書を基に展開した連載が「悪意はなくても-尼崎市アウティング問題から」です。性的マイノリティーへの向き合い方について、行政や社会は今、どう変わろうとしているのかに焦点を当てました。

 今も当事者を孤立させる制度の壁がある一方で、社会は模索を続けています。

 誰もがマイノリティー要素を持っています。それを、自分ごととして考えるにはどうしたらいいか。取材した人々から聞いた、そんな言葉を伝えたいと思いました。

■(1)性告白を否定「幹部辞めさせろ」全国から批判

(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202205/0015324972.shtml)

■(2)「手をつなげるのは夜だけ」…社会の拒絶に拭えぬ不安

(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202205/0015329820.shtml)

■(3)警察沙汰になりかねない…できるだけ多目的トイレへ

(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202205/0015334207.shtml)

■(4)同性婚は「保険の対象外」 制度の壁、支援名ばかり

(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202205/0015337059.shtml)

■(5)最も生きづらいのは職場 演技せず「素」の自分を出せたら

(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202205/0015341044.shtml)

■(6)男だから女だから…自分の中の「当たり前」疑って

(https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202205/0015344058.shtml)

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