うたぐり深い人ほど、実はだまされやすい-? 相次ぐ特殊詐欺で「だまされる側」の心理を人工知能(AI)で判別し、被害を未然に防ごうという取り組みが進んでいる。東洋大などの研究チームは今春、尼崎市で行った実証実験をもとに、心理状態と呼吸数などの生理反応、個人の特性との関係性を分析。犯人からの電話を受けた時の被害者の心理状態を「見える化」することに成功した。(広畑千春)
「焦るとドキドキする」「不安で呼吸が浅くなる」などは昔から言われてきたが、実際に数値化し「見える化」した研究は全国で類がないという。
兵庫県尼崎市と東洋大学の桐生正幸教授(犯罪心理学)、富士通(東京)の共同研究。桐生教授によると、犯人グループからの電話は大きく三つのパートに分かれ、状況や言い回しは違っても「驚かせて不安にさせ(緊張)」「安心させ」「解決策を示し、焦らせる」というパターンがあるという。
今年3月の実証実験では尼崎市内の高齢者20人に詐欺電話を聞かせ、心理状態を尋ねながら、心拍などのデータを収集。すると三つのパート間で緊張・混乱するほど、心拍数や呼吸数が増加し、ストレス値が上昇していたことが分かった。
また、被験者の年齢や性別のほか、物事を「信じやすいか」など心理的特性も合わせて分析したところ、年齢が高いほど緊張・混乱しやすく、うたぐり深く慎重な人は信じやすい人に比べ、緊張・混乱しやすい傾向が明らかになった。
研究チームの紺野剛史さん(富士通)は「確証バイアスというか、物事に慎重で自分は絶対にだまされないと思っている人ほど、それが崩された時に混乱しやすい可能性がある」と話す。
こうした結果をもとに、心拍数や呼吸数の変化や「疑いやすさ」など、心理状態の把握に適した11の要素を特定。AIが心理状態を推定するセンサーの試作品を完成させた。今後、推定した心理状態が「本当にだまされている時」といえるかを検証する2回目、3回目の実証実験を行い、より精度を上げていくという。
「特殊詐欺の対策を講じる上で最先端の取り組み」と桐生教授は手応えを示し、こう期待を寄せた。
「相談する人が近くにおらず、立ち止まる機会がないのもだまされる一因。将来的には被害に遭いそうな兆候をセンサーで感知して家族や近所の人に知らせ、コミュニティーの力で犯罪を防げる仕組みをつくりたい」

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