阪神

  • 印刷
幼稚園バスの安全装置の設置に役立ててもらおうと1千万円を寄付した「ゼロプラス」の大場正樹社長(右)=伊丹市役所
拡大
幼稚園バスの安全装置の設置に役立ててもらおうと1千万円を寄付した「ゼロプラス」の大場正樹社長(右)=伊丹市役所

 静岡県で今年9月、幼稚園児が通園バスに取り残されて死亡した事案を受け、兵庫県伊丹市の経営コンサルティング会社「ゼロプラス」の大場正樹社長(47)が、バスの安全装置の設置費用にしてほしいと市に1千万円を寄付した。11日、市役所で寄贈式があった。

 大場さんは園児の置き去り死のニュースを知って「大人の力で地域の子どもたちの安全を守りたい」と企業として寄付を決意したという。

 市によると、市内には私立幼稚園などで約20台の通園バスが活用されている。国は来年4月をめどに、幼稚園などのバスに安全装置を義務化する見通しで、市は国の方針が固まり次第、準備を進める。

 寄贈式で藤原保幸市長は「伊丹は安全安心のまちづくりを重視しており、地域貢献の志を持って寄付をいただいたことに感謝している」とあいさつ。大場さんは「スピード感を持って設置していただき、(こうした寄付が)ほかの事業者や企業の取り組みにつながっていってほしい」と話した。(久保田麻依子)

阪神
阪神の最新
もっと見る
 

天気(12月7日)

  • 15℃
  • 11℃
  • 40%

  • 13℃
  • 9℃
  • 50%

  • 16℃
  • 10℃
  • 40%

  • 16℃
  • 8℃
  • 30%

お知らせ