高校生が兵庫県尼崎市長選(13日告示、20日投開票)の立候補予定者にまちの将来を問う「市長選ミーティング」が兵庫県立尼崎小田高(同市長洲中通2)で開かれた。生徒たちは地域活動やフィールドワークを通して感じた高齢者福祉や防災などの課題を取り上げ、立候補予定者から公約を取り付ける場面もあった。
神戸新聞社が高校の協力を得て企画した討論会の第2弾。看護や医療、健康に関心がある3年生39人が参加し、立候補を表明している社会福祉理事長で日本維新の会公認の大原隼人氏(44)と、同市の前教育長で無所属の松本真氏(43)が出席した。
■若者の声聞いてくれますか?
「若者の社会参加を進めるために、大人はどう関わりますか」
市が若者の意見を聞く取り組み「ユースカウンシル」に参加してきた小波津実桜さん(17)は、今後の展開が気になった。
松本氏は「若者の声を拾い上げるのは大事」とし、「大人はよく『子どもだから…』と言いがちだが、気持ちを聞き、意見をぶつけ合って考える姿勢が必要」と強調。大原氏は「SNSを活用して意見を反映していく。年1回ビジネスコンテストをするのも面白い」と提案し、「若い人たちが声を出せる環境をつくることが大切」と語った。
■高齢者のフレイル対策
高齢化が進む中、健康寿命をどう伸ばすかは、生活の質(QOL)だけでなく、社会保障の面からも重要となる。市内の高齢化率は約30%だが、20年後には35%超になると想定される。
植月響絆さん(17)は専門医の監修の下、フレイル(虚弱)予防体操を考案して地域で紹介したといい、「気軽に運動できる場がもっと必要では」と訴えた。
大原氏は「(3次元の仮想空間の)メタバースやアバター(分身)など在宅でもつながれる仕組みや、寝たきりの原因にもなる骨折を防ぐため、転倒しない街を目標にしたい」と述べた。松本氏は「市内6地域にある豊富な公園や公共施設を活用し、ニーズに合わせた居場所を作れるよう支援するほか、民間サービスに補助をするなど工夫をしたい」と約束した。
■学生の貧困にどう対処
生徒からは「お金がないという理由で進学を諦める高校生がいるが、支援する考えは」との問いかけも。
大原氏は、基金を創設する企業と橋渡しをしたいとし、「例えば、市内の病院で働きながら病院から奨学金をもらう仕組みをつくるなど、お金を出すのではなく、機会を提供したい」。
松本氏は市と県、国の役割分担があるとし「市単独では保育園や小中学校在学時の支援が中心になる。大学については窮状を届け、支援を拡充するよう国を動かすことが重要」とした。
疑問をぶつけた砂川茜さん(17)は「質問に真正面から向き合ってくれたのがうれしかった。まだ17歳で今回の選挙は投票できないけれど、質問をした者としてしっかり政策や選挙結果を見ていきたい」と力を込めた。(広畑千春)

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