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 施設の老朽化に伴い、兵庫県西宮市が進める西宮中央運動公園(同市河原町)の再整備について、市は事業費が188億2千万円に上るとの見通しを明らかにした。当初計画に比べ、約16%増。事業規模を縮小したが、資材の高騰や円安に加え、建設業の週休2日制導入や、環境に配慮した設備の採用によって事業費が膨らんだ。

 市は20年1月、当初計画に基づいて予定価格162億円で入札を公告したが、新型コロナウイルス禍で財政の見通しが立たなくなったため、事業を凍結。体育館の観覧席を「3千席以上」から「1500席以上」にするなど、計画を縮小する案を今年7月に発表していた。

 今回示した事業費のうち、施設整備費は149億円で、うち中央体育館が86億円、陸上競技場が21億円を占める。ほかに運営・維持管理費として39億2千万円を見込み、計188億2千万円となる。

 体育館は消費エネルギーを抑えた建物「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」(ZEB)とする予定で、延べ面積1万平方メートル以上が対象となる「ZEB Oriented」(ゼブ・オリエンテッド)の認証取得を目指す。

 また、これまでは体育館を陸上競技場より先に建てるとしていたが、同時期に整備する方針に転換し、工期短縮と費用削減を図る。陸上競技場の利用開始は約2年早まり、26年度となる。体育館は予定通り27年度にオープンさせる。

 市は来年3月に入札公告し、23年度末には事業者を決めたいとしている。(山岸洋介)

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