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無人決済システムを導入した伊丹市役所内のファミリーマート=伊丹市千僧1(撮影・斎藤雅志)
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無人決済システムを導入した伊丹市役所内のファミリーマート=伊丹市千僧1(撮影・斎藤雅志)
利用客の動きを認識する「AIセンサー」
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利用客の動きを認識する「AIセンサー」
無人のレジの前に立つと、支払総額が自動表示される(撮影・斎藤雅志)
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無人のレジの前に立つと、支払総額が自動表示される(撮影・斎藤雅志)

 全国の公共施設で初となる無人決済システム導入のコンビニ店が、28日開庁の伊丹市役所新庁舎(兵庫県伊丹市千僧1)にオープンする。一足先に体験入店させてもらうと、缶コーヒーを棚から取って無人のレジに立つだけで「140円」と画面に表示された。これってどういう仕組み?

 コンビニは庁舎南西側の1階にあり、来庁者がくつろげる多目的スペースの隣にある。入店ゲートに近づくと自動で開き、弁当や日用品、お菓子など約1700品目が棚に並んでいる。

 「センサーが人と商品の流れを追いかけるんです」とファミリーマートの担当者が説明する。

 天井には火災報知機を大ぶりにしたような「AIセンサー」が35機も貼りつき、客の動きや商品の出し入れを認識する。さらに商品棚には重さを感知する「重量センサー」が取り付けられ、商品を抜くと買い物にカウントされ、元の場所に戻せばキャンセルされる。

 だから、レジでの精算時は商品をかばんに入れたままでも問題ない。支払いは、有人コンビニと同じく現金や電子マネーを選べる。

 出口ゲートはレジの先にあり、買い物がなければ、レジ画面にある退店ボタンを押して出る。親子連れなどはセンサーが「集団」として認識するため、1人が支払えば他の人はそのまま通過できるという。

 最初は戸惑ったが、慣れると確かに便利だ。担当者は「防犯面や精算誤りへの懸念も少ない」と話し、細見研介社長は力を込めた。

 「コンビニは社会インフラとしての役割を担っている。自治体と連携を深め、人手不足の解消に向けた挑戦を進めていきたい」(久保田麻依子)

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